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今NHKで、枯れ葉剤(≒除草剤。日本でも一般的)の番組が
恐ろしい物だと思います。
以下、
NHKで放映された長編ドキュメンタリー番組の内容をごく一部のみ紹介と、
正直な感想や、自分なりの意見や、関連する事項について、書きつづりたいと思います。。。
ベトナム戦争に参加した、アメリカの一般の方のお子さんが、枯葉剤によって、指が数本みじかい状態で、生まれたそうです…。このアメリカの女性の事例だけでも、たいへんだろうな…つらいだろうなと思いました。
しかし、戦地であったベトナムでは、さらに大変なお子さんたちが紹介されていました。
まだ若い子供たちの全身に黒い発疹やあざのような色のものができていて、
まぶたや唇も枯葉剤によって形が変えられてしまっていたので、
これは、たいへんだ、化学物質による傷害は本当に深刻だ…あまりに気の毒すぎると思いました。
そのご兄妹のうち、お兄さんのほうは、目に先天的な視覚障害をもって生まれたと、説明がありました。妹さんは、視覚障害はないものの、外にはたらきに出られない身なのです、と泣いていました。
2人の母親は、やさしそうな印象の方ですが、社会やまわりの住民が、2人を疎外するのは
やりきれない…と、さめざめと泣いていました。親御さんは二人とも、思いつめて悩んでおられるようでした…
胸が詰まって、画面を見ながら私も泣いてしまいました。
また、アメリカの別の女性は、生まれてきたときから、「子供をもてない身体」であったがために、
思春期は筆舌につくしがたい苦労をされたようです。 やはりこれも枯葉剤のしわざであり、
枯葉剤は、人体に深刻なダメージを与えるものなのだと、あらためて感じました。
彼女のように美しいお顔立ちの女性が、その一点のために、男性と交際ができなくなったと
明かしたときは、心痛をおぼえました。 両親のうち、どちらかが枯葉剤をあびてしまうと、
胎児に深刻な症状や障害がもたらされる、そしてその症状や障害はその人を一生にわたって苦しめつづけることが、このドキュメンタリーによってよくわかりました…。
今、日本でも、お庭や田畑にまく「除草剤」が売られていますが、
低濃度ではあるものの、結局は、「枯葉剤」と同様の成分を有するものなのだそうです。
(これはいろんな文献に載ってます。)
私たち過敏症の患者は、
除草剤を大量に浴びたときは、激しい呼吸困難や、鼻血、全身にじんましんができます、
少量浴びたときでも、目が痒くなったり、頭がボーっとなったりします。
でも、健康な人にとっても除草剤はほんとうに怖ろしいものなのだ、使用は控えたほうが、
妊婦さんのおなかの胎児や、除草剤にさらされることが多い通学児童に大して、
健康被害や甚大な障害をあたえずにすむのではないかと、
今回の番組視聴で、あらためて感じました。
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