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ソース(引用元)を明かす効用と弊害
ブログにて記事や主張を書くときに、なぜ情報のソース(引用元)をのせないのかと
聞かれることがたまにあります。
ソースを書くことによって、記事の説得力が増すこと、より多くの読者さんの信頼をえられることは、
凡人の私でも存じているのですが、
それがしたくてもできない状況が、時おりあります。
私が情報源を明かせない理由…
① よい活動を行っている、勇気ある活動を行っている、患者肯定派の方の言論や執筆を、
邪魔しないように、明かさない。
過敏症を肯定する良識ある専門家・もしくは進歩的な方がたたかれるのが現状ですので。
そのすぐれた言論の内容とか、スピーチの内容を、あまり積極的に公開すると、
その専門家さんにバッシングが行われる可能性がありますので。
なので、その人たちの活動をじっと見守り、邪魔しないのがベターであると、私は思います。
② 患者さんと合う回数の多い人や、患者さん本人から、きちょうな情報をいただくこともありますが、
その方がたのお名前を掲載することは、もちろんNGです!!!!
③ 図書館に入ることが、少々むずかしい状況にいるので。
以前読んだ何冊もの文献を、図書館の膨大な書庫のなかから探すことは困難です。
また、度重なる引越しのために、利用した図書館は5箇所、どこの図書館においてあるかわかりません。
多いときは、10冊以上まとめ借りし、家事雑用のスキマ時間に猛スピードで読むので、
1冊1冊のタイトルを覚えていられないのが現状です。内容のみを、頭にインプットするのが精一杯です。
図書館はたまに行きますが、自分の職業訓練に必要な本を借りに行くので精一杯です。
図書館を利用したその日から、3日間はのどの甲状腺が腫れて熱を持ってます。
このような状況下で、昔読んだ書籍を見つけ出すのは困難をきわめます。
また、小学時代に読んだ学者のサイエンス書籍や、高校時代の理科系の文献は、
卒業生には貸し出し不可と聞きました。さらに、学校の本は古くなると処分されます。
④ インターネットで一度見た情報が、後日削除されていて、
閲覧できない状況が多々あるため。
有用な情報源が、他の記事にさし変わっていたり、
他者からのバッシング、もしくは多忙で閉鎖されるHPもあったりするので、
その当時のデータが参照できないケースもかなりありました。
調べものをする際は、いくつかのキーワードで絞込みをし、
しぼりこんだ検索結果の中から、今の課題に必要なものだけをピックアップして、
必要なヒントや情報を高速で探すので、いちいちどこで見たとか、おぼえていられないことがあります。
インターネットの情報は、信頼性にかけるとの声もありますが、
複数(最低でも3~10個、場合によっては100近く)の質の良いウェブサイトを参照すれば、
隠された真実を読み解くことは、不可能ではないと思うのです。
「患者さんの声の有効性、情報の有益性」
また、私たち患者は、べつに学者さんやお医者さんではないのですが、、
じつは、1つだけ、強みがあります。
それは、日々の闘病生活における、自己の病状の研究です。
症歴のながい患者さんは、毎日の生活(ときどき、人体実験に匹敵するくるしみ)の中で、
どんな化学物質が悪さをしていて、どんな環境にいると症状が緩和されるか、
そのながい闘病経験において、知り抜いています。
私たち患者そのものが、日々の実生活の中で知りうるもの、
つらい闘病から得た実用的な知識(経験知)は、本で得る情報や、良質なサイエンス番組に匹敵するほど
価値ある情報ではないかと 私は考えています。。。
「経験知」の効用については、そうそうたる学者や人文学の権威が、多数書いておられます。
つらい「人体実験」に匹敵するような日々を送る患者さんの声を、
耳にしてきた、目の当たりにしてきた私は、
現場の声も、大切な証拠のひとつ、論拠のひとつであると考えます…。
たとえ、医療の資格や知識はなくとも、
私たちは、病気の当事者なので、その証言には重みがあります
その日々の症状や個々人の対策をもとに、いくつかのケースを参照していけば、
病状の傾向がよくわかりますし、自分との共通項目・共通の症状であれば、
私のようなさえない者でも、その傾向や対策が把握できるはずです。
日々考えながら、アレルゲンや問題の物質に対処をしてゆければ、
この恐ろしい疾患にも、やや冷静に対応していけるようになるのでは、と思います。
素人なりにでも、曲がりなりにも、
いまのひどい現状に対して、なにか有効な手立てはないか、改善点はないか、
失敗したり、転んだりしつつも、
過敏症について、根気強く、一歩ずつ、独学をつづけていこうと思います。
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